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「絵を描く」のいいところは、作品として残すことで、その時の自分の気持ちを思い出すことができるところというのが一つあります。

二年前、三年前の今の気持ちを思い出して!と言われても、急には思い出せませんよね。私は、その時期の辛かった思い出も、楽しかった思い出も、一つの作品に凝縮し、自分の人生をお見せしています。自分の人生の一部を作品に残していることもあるのです。

より多くの方とお会いし、作品を楽しんでいただき、意見を頂ける機会をまた、設けられるよう、祈るばかりです。



アート作品の楽しみは、人によって見え方が全く違うということです。想像力を引き出す作品が多いですが、なかでもこれは見る人によって本当に違う意見が出てくる作品です。

一人の人は、「かわいい!子供の頃、こういうぐるぐるの飴、動物園とかで買ったよね!」と言い、もう一人の子は全く違う風に思っていたのですが、感じたことを伝え合ったあと、二人で顔を見合わせて笑いながら昔の話に花を咲かせていました。

個々に違う意見がでますし、見え方があります。同じ作品を見ても、明日はまた違った見え方になるのかもしれません。

100%ポスカですか?!と聞かれることがありますが、私の作品は全てポスカでデザインしており、他のペンの使用はしていません。

以前に少し触れたかもしれませんが、ない色は自身で作成しています。理科の実験の様で難しそう!と言われることも多いですが、ポスカは色がはっきりしているうえ、色の種類が多くありません。

ですので、混ぜて欲しい色を作るのは思っているより難しくないのです。

とはいっても、何百回も色の調合に失敗していますが・・・。

さて、これはどこの国かわかりますか?

日本に移住する前は、多くの国を旅行してきました。今も旅行は好きですが、現在は、旅の経験や思い出を作品にすることが増えました。

日本に来て、フランスを恋しく思った時に作った作品で、パリにはこんなのもあんなのもあったな~と思いながら、寝る間も惜しんで描き上げたのを覚えています。

最近では、スマートフォンやカメラが普及し、目で見て覚えておく、記憶に残すのではなく、「記録に残す」ことが増えてきましたね。そんな中で、私の考えは少しアナログかもしれませんが、機械で記録に残すのではなく、記憶に残すようにしています。

他の都市の作品も製作中です。

大阪在住の方は、もしかすると私の作品をどこかで見かけているかもしれません。

最近では、バーやパブなどの壁画を依頼されることも多く、いつも以上の大きなキャンバスに絵を描くことも増えました。

通常のサイズの紙から離れ、なんだか不思議な気持ちになることもありますが、自分の作品を見直すいい機会でもあると感じています。

サイズが変わっただけで、自身の気持ちも変わったり、そこから次のステップへのアイディアが生まれることも多々あります。

バーやパブにはお店ごとにテーマがありますので、それにそって、まずは聞き取りをし、どんな作品が欲しいのかお互いに納得するまで話あいます。相談とは別に、お店に足を運んで、イメージを膨らませます。

こういった作品をいくつか見せて、色や形、アイディアを共有し、お互いに相違のないようにし、作品を作り上げていくのです。

少し前に紹介した、想像力シリーズです。

さて、これはどこの国でしょうか。行ったことがない人もどこかで見たことあるような物が絵の中にはたくさん隠されています。

あれもあったな、これも作品に取り込みたいなと思ったものを一枚の絵に入れ込んでいきます。サイズ感や色、配置を想像しながら作品を作っています。

このシリーズ、子供たちにも好評で、英会話教室などで利用していただいている作品もあります。

最近はよく、そんな色のポスカってあるんですか?!と作品を気に入って頂いた方から言われることが増えました。

もちろん単色で使用することもありますが、絵の具と一緒で、色を混ぜて新しい色を作ることも多くあります。

ポスカは、サイズやラメなどの種類は豊富ですが、色自体は他のペンに比べると少ないといっていいでしょう。ポスカを混ぜる際は、一本のペンの中に色を足していく形になるので、中がしっかりと見えず、調合がかなり難しいのです。

今では、感覚と、少しずつ色を足し、自分の欲しい色を作り上げていますが、そういった難しさも含め、ポスカアートの魅力のひとつです。

2021年8月現在、こんな作業を進めています。

少々工作風ですが、自分でも出来上がりが大変楽しみな作品となっています。


(残らない予定ですが)残りのピースが出たら、マグネットにして欲しいという要望もいただいており、すでに試作でいくつか作成しています。


こんな風にして欲しい!というアイディアがありましたら、ぜひコメントくださいね!

見ざる、聞かざる、言わざるが有名ですが、そこからインスピレーションを少しばかり受け、出来上がった作品です。

顔、形、気持ち・感情、色、パズル、動物、おもちゃ・・・

見る人によって全く違う感想が出る作品となっております。

あなたはどのように感じますか?

さて、これはどの国について描いた作品かおわかりになりますか。

前回のブログでも少し触れましたが、日本に来てからというもの、様々な物・事に刺激を受けて生活しています。もちろんフランスでもそうでしたが、それ以上に刺激的な日々を過ごしています。

そんな中、絵を見るだけでどこの国か想像してもらえる作品を作ってみようと考え、今年に入って出来上がった作品がこちら。

日本から遠く離れている人には、あぁ懐かしい、と思ってもらうことができ、一枚で日本のすばらしさが伝わる作品になったと感じています。


日本に来てからは特に、インスピレーションで絵を描くことが増えました。

以前は、アイディアを探したり、それによって自由に、思ったように描けなかったりすることもありましたが、今では、描きたいものが多すぎて、いくら時間があっても足りないと思うほど。

日本の自然からヒントをもらうことも多く、時間があると神社や仏閣にも訪れています。


初めまして。大阪を拠点に活動しているアーティストのドナルドです。フランス出身で、フランス語、英語、日本語が使えますので、質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。


初来日した際に、日本の「ポスカ」に魅了され、ポスカを使用し、作品を作り始めました。他では出せない独特な作品が作れるのもポスカの魅力のひとつです。色を混ぜたりもしているので、市販では見たことのないような色も作り出しています。


私事ですが、ここ数年、書道教室に通っています。日本の文化を学べるということもありますが、書道というアートを自身の作品に組み込んでいきたいと考えています。写真は少し前の書道展で準特選を頂いた「願」です。


これからの作品にも期待してください!